岡山県真庭市にゆかりのある芸術家2人と地域の家具店がコラボレーションした企画展「廣山宏樹×椅子と旅する男」が、同市惣のライフスタイルショップPOT 2階・家具サダカタで始まった。生活に充実感や豊かさをもたらす”良質な家具”と洗練された芸術作品とが生み出す空間に来店者が関心を寄せている。8月6日まで。
同市湯原温泉のアートスペース天ノ屋で代表を務める画家・廣山宏樹さん(38)と、写真家のペンネーム・椅子と旅する男さん(33)の計約30点を展示。
店内にあるいすやテーブル、ベッドの周りにはアクリル、水彩絵の具で描かれた色彩豊かな廣山さんの風景画や抽象画などがずらり。デンマークの建築家・フィン・ユールさんがデザインしたいすを中国、四国地方の大自然の中に添えたユニークな写真作品もあり、店内の空間を華やか彩っている。
同店の定方雅義代表取締役(50)は「良い家具は人の暮らしを整えるように形が設計されており、使う人の生活や意識を変える力がある。そこにアートが加わることでライフスタイルがより上質なものに変化するはず。理想的な暮らしや空間について考えるきっかけにもしてほしい」とPRしている。