市村県議一般質問

行政・公共 津山朝日新聞社
         

 2022年11月定例県議会の一般質問で、市村仁議員(美作市・英田郡)=写真=は、県立高校教育体制整備実施計画、美作岡山道路の整備促進などについて当局をただした。主な質疑は次の通り。
 市村県議 県立高校教育体制整備実施計画が公表された2019年2月時点と現在では、主要な通学手段のローカル線を取り巻く状況が大きく異なり、前提条件が異なる状況。再編整備基準の適用開始を23年度からでなく、当面凍結してはどうか。計画では1学級40人としているが、35人にして県独自の加配をすべきでは。美作岡山道路が広域交通網の一部として役割を果たすには全線開通が必要。柵原IC付近の用地買収に向けた合意形成の進ちょくは。吉井ICから英田IC区間の事業の今後の見込みは。
 鍵本教育長 再編整備基準は、高校教育としての質の確保を目的に、一定の学校規模のメリットを生かした活力ある教育を展開するために定めた。適用開始の凍結までは考えていないが、適用に当たっては通学の利便性や地元自治体からの進学状況など、地域の状況に配慮することとする。現在、配慮事項について継続的に検討しており、内容が固まり次第速やかに公表する。教員加配については、これまでも一部の学校で40人を下回る学級編成を限定的に実施し、県全体の総数の枠内で教員配置をするなど各校の教育の質が保たれるよう工夫している。県単独で1学級35人とすることは考えていないが、今後も各校の実態に応じた教員配置に努めていく。
 筋野土木部長 柵原IC付近の用地買収については地元住民との合意形成に取り組んでおり、本年度中に同意を得た地権者から順次、用地交渉に入りたい。吉井ICから英田IC区間については、これまでに調査や測量設計、用地買収に取り組んでおり、来年度からは両IC付近で本格的に土木や橋りょうなどの工事を進めていく。今後も予算確保を国に強く働きかけ、関係市町と連携しながら早期の全線供用を目指したい。


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