第24回市長と話そう「津山(まち)づくりミーティング」が8日、岡山県津山市平福のPANKUで開かれ、津山産小麦を使用している市内のベーカリー店主3人が谷口圭三市長と「津山産小麦の魅力」をテーマに意見を交わした。
参加者は、PANKUの小林由記子さん(64)、天然酵母ぱんゆん太の家(田熊)の森廣洋子さん(55)、ゆき乃クロワッサン(桑下)の秀安貴恵さん(39)。
津山産小麦の魅力について秀安さんは「地域を盛り上げたいと思い使った。甘くてもちもちでクロワッサンに向いている」、小林さんは「元々北海道産を使っていたが、徐々に津山産の比率を上げている。香りがよく、しっかりした個性があり、お客さんの評判もいい」、森廣さんは「おいしいのはもちろん、地元の人たちの関心が高いのもうれしい」などと語った。
課題・要望を尋ねられると、「津山産小麦は国産の中では決して高くはない」ものの、「素材にこだわると、どうじても価格が高くなる」「有機にこだわっているが、材料全てが値上がりしている」などとコスト高騰の悩みが上がった。また、小麦や販売促進などについてきめ細やかな情報提供を求める要望があった。
谷口市長は「おいしいパンを焼くための皆さんの情熱に励まされる思い。いただいた意見をしっかり生かしていきたい」と語った。