年賀状木版画講座が26、27の両日、岡山県津山市大谷の市中央公民館で開かれ、熟年者らが来年の干支(えと)の卯(う)を題材に版画作りを楽しんだ。
津山木版画会(曽田徳司代表)が恒例で主催し、初日は受講者8人、会員12人が参加。各自好みの下絵を選んで版木にのりで張り、会員のアドバイスを受けながら絵の縁や線、「賀正」の文字などを残すように彫刻刀で慎重に彫っていった。
それぞれ出来た版に水彩絵の具を色分けして塗り、はがきをのせてばれんでこすると、手作り感あふれる賀状の絵が刷り上がった。
山北の主婦・久常貴枝さん(60)は「パソコンで作るのが主流の時代に、この手づくりの味わいは魅力。可愛らしく仕上がり、正月の友人らの反応が今から楽しみです」と話していた。
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年賀状の木版画作りを楽しむ参加者
年賀状木版画講座 大谷の市中央公民館で開催