岡山県津山市の徳守神社と高野神社=津山市=の秋季例大祭が24日にあった。昨年に続き新型コロナウイルス感染拡大防止のため、みこしやだんじりの出動などは自粛し、神事のみ厳かに執り行われた。静かな秋祭りとなったものの、獅子練りや舞の奉納などで疫病退散や子孫繁栄などを祈願した。
徳守の神事は午前9時半からあり、総代ら約30人が参列。牧宗司宮司の祝詞、6人の小学生児童による優雅な豊栄舞に続き、勇壮な獅子練りが奉納された。境内には金色に輝く大みこしが据え置かれ、参拝者は祭りの雰囲気を楽しんだ。
総代長の木下健二さん(77)=津山市=は「本殿祭を滞りなく斎行できて良かった。来年はコロナを克服し、立派な祭りができるよう祈っている」と話していた。