新型コロナウイルス感染症の影響で活動を休止していた岡山県津山市の津山消防音楽隊は1日、11月に予定している「津山圏域消防組合発足50周年記念コンサート(仮称)」に向け、3年4カ月ぶりに活動を再開した。
メンバーは20代から60代までの、一般市民の委嘱隊を含めた32人。
久しぶりに顔を合わせた隊員は、吉市幹雄楽長(73)=岡山市=の指揮で、「どんなときも」や「栄光の架橋」「負けないで」「川の流れのように」など「元気と勇気」をテーマに選んだ楽曲でじっくりと音合わせをした。
ドラム奏者で同消防組合OBの木村献二副楽長(61)は「音楽ができることの喜びを感じている。50周年に向け、新たなスタートを切ることができた。聴いた人と心が一つになるような音楽をお届けしたい」と話していた。
同音楽隊は1975年に発足した「津山市消防団ラッパ隊」を母体に消防職員が加わり、吹奏楽の楽器編成へと規模を拡大した。毎年1回の定演のほか、祭りなどの催しで演奏。毎週木曜日、林田の津山圏域消防組合庁舎で練習を行う。