「県北作家ものづくり5人展」が岡山県津山市東一宮のさしこう本店で開かれ、味わい深い工芸品や日用雑貨が来場者の目を楽しませている。2日まで。
ギャラリーの一角に、木版画家の坂手江美さん＝鏡野町=、ステンドグラス作家の豊本信子さん=真庭市=、陶芸家の福西雅之さん=津山市=、ドライフラワー作家の牧野美香さん=鏡野町=、染色家の渡邉洋美さん=美咲町=が計約100点を出展した。
坂手さんは素朴で愛らしいカエルやセミを添えたはがきやメッセージカード、豊本さんは色とりどりのランプ、桜の花を描いた小皿やキャンディボックスを並べ、福西さんによる草花の柄を染め付けた花瓶やつぼ、繊細な唐草紋のマグカップも美しい。牧野さんのスイートピーをあしらった華やかなリースやシャクヤクのブーケ、渡邉さんの独特の模様を描くクッションカバーやのれんの藍染めが会場を彩り、来店者は一点一点じっくりと見入っている。
同店では「手作りならではの温もりや魅力を感じていただけたら」と話している。
午前10時～午後6時。水曜定休。
