津山民芸協会による作品展示会(津山市観光振興課主催)が31日、岡山県津山市山北の同市役所で始まり、多彩な秀作が来庁者の目を楽しませている。3月1日まで。
市と周辺の工芸家でつくる同協会(小林博道会長)の会員11人が近作約60点を出展。
木のぬくもりが感じられる木工のスツールやミニ座卓、上品な光沢と独特な窯(よう)変が味わい深い磨研土器の焼き物、ベンガラ染めの柔らかい色合いを醸した衣服などが並ぶ。訪れた人たちは、それぞれの技術が光る意欲作の数々に見入っている。
川崎の男性(72)は「どれも精巧で気持ちのこもった作品。とてもきれい」と話していた。