「台湾グルメin津山観光センター」が30日、岡山県津山市の津山観光センター前で開かれ、訪れた市民や観光客が台湾を代表するスイーツと料理を堪能した。
今年、市の地域おこし協力隊に着任した台湾北東部・宜蘭県出身の王可安さん(23)が故郷の味を知ってもらいたいと初めて企画。自身がとてもおいしいと感じた日本のサツマイモを活用して作り上げた揚げ菓子「地瓜球 (さつまいもボール) 」をはじめ、「魯肉飯(ルーローハン)」や「タピオカミルクティー」も提供した。
販売開始とともにぞくぞくと人が集まり、注文。作りたての食事を手にした後は設置した飲食スペースで「おいしい」と言いながら食事を楽しんでいた。
チラシを見て来たという市内の公務員・芳原晨祐さん(28)は「さつまいもボールの外皮はサクサクしているが、中はふっくらして程良い甘味を感じた。魯肉飯はスパイスの香りが高く、たれが肉に染み込んでいて食べ応えがある。料理を食べて台湾に興味を持った。ぜひ行ってみたい」と話していた。
王さんは「多くの人に来ていただき、喜んでもらえてとてもうれしい。台湾にはまだおいしい食べ物がたくさんあるので、みなさんの意見を取り入れながら今後も紹介していきたい」と語った。
