岡山県津山市の津山老人福祉センター「さら楽」で10日、「敬老週間」と銘打って敬老の日(15日)を祝うイベントが始まり、訪れたお年寄りたちがセンター内で開催している工芸、美術作品の展示や演芸大会を満喫している。13日まで。
一般室では同センター8講座の受講生67人とミニデイサロンの会員たちによる陶芸、木彫、書道、生け花、絵はがき、手芸などの力作約250点を展示。大ホールでは津山市にゆかりのあるボランティアらがそれぞれ個性と特徴が際立つ技芸や音楽、舞踊、劇などを披露。12日午後0時半からは、さら楽のサロン会員によるコーラスを実施する。
初日は市を中心に県内外で活動する「文ちゃん一座(鳥取文二座長)のメンバーによる南京玉すだれや傘回し、クラリネットとピアノデュオコンサート、腹話術ショーなどがあり、訪れた人たちは驚きの妙技や心安らぐ音色を楽しんでいた。
一方、作品展では端正込めて作ったオブジェや衣類、小物などを興味深く1点1点眺める人の姿が見られた。平福の山本教公さん(76)は「自身も趣味で木工作品を作っているのでみなさんの努力が伝わってくる素晴らしい作品を見ることができて良い刺激になった。高齢者のみなさんが充実して過ごせる場所が近くにあるのは良いことだと思う」と話していた。
