「投句函」入選作発表 俳人・西東三鬼のふるさとで 特選は「菊日和若き僧侶の手の白し」/岡山・津山市

歴史・文化 津山朝日新聞社
         

 岡山県津山市文化協会は、同市出身の俳人・西東三鬼(1900〜62)にちなんだ「西東三鬼ふるさと俳句投句函」の本年度12月選考分の入選作計14句を発表した。

 同協会は1994年から鶴山公園や衆楽園など市内7カ所に投句函を設置し、年3回入賞者を選考。今回は215句の投句があった。

 入賞者と作品は次の通り。(敬称略)

 【一般の部】《特選》▽「菊日和若き僧侶の手の白し」西村なほみ=鏡野町=▽「とつ国の言葉まじりつ紅葉狩」松浦昌子=岡山市=

 《入選》▽「慎ましく駅舎に灯りクリスマス」いしかわつよし=滋賀県=▽「石垣の城跡見守る返り花」田辺睦美=東京都=▽「稲妻に通り道あり峡の村」藤田明子=鏡野町=▽「冬鵙の声をもらして三鬼句碑」岡田邦男=津山市=▽「稲穂波風のはざまに父母の声」原洋一=鏡野町=▽「子が愚図り演目変わる村歌舞伎」齋藤まなみ=津山市=▽「冬木の枝支へ支へて命つぐ」鶴井冨士江=岡山市=▽「冬囲父に倣へる縄結び」岡田邦男=津山市=

 【ジュニアの部】▽「ごほうびはロールケーキよ運動会」柴田純菜=大阪府=▽「さくらのは色かえながらおどってる」中村武之進=兵庫県=▽「紅葉の津山のお城自まんです」牧野来未=津山市=▽「水鳥がたたずみ光る水面かな」土江悠月=岡山市=


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