文化財防火デー(26日)に合わせ津山圏域消防組合の立ち入り査察

行政・公共 津山圏域消防組合 中央消防署
         

 文化財防火デー(26日)に合わせて津山圏域消防組合は、国や県、市、町指定の文化財がある施設への立ち入り査察を始めた。27日までに管内の19カ所で行う。
 24日は森忠政公にゆかりがある妙願寺(戸川町)、第35代内閣総理大臣・平沼騏一郎氏の別邸で知られる知新館(南新座)で実施した。このうち妙願寺では、同組合員ら関係者7人が訪問。2004(平成16)年に津山市指定重要文化財に認定された客殿や倉庫などを回り、設置された火災報知機や消化器などの状態を確認した。このほか、市の火災予防条例に基づき、「火気厳禁」といった標識を取り付けているかなども入念に見ていた。
 予防課違反是正係の芦田裕志係長は「文化財は木造の建物が多く、火災が発生するとすぐに燃え広がってしまう。後世に継承していくためにもみんなで防火意識を高めてほしい」と呼びかけている。
 文化財防火デーは、1949(昭和24)年1月26日に、世界最古の木造建造物・法隆寺(奈良県)金堂の壁画が火事で焼損したのを機に55(昭和30)年に定められた。


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