岡山県は、新型コロナウイルスに感染した軽症者や無症状者を受け入れる県内2カ所目の宿泊療養施設として岡山市北区の「東横イン岡山駅西口右」を借り上げ、7日から運用を開始する。
昨夏から宿泊療養施設としている同市のアパホテル岡山駅前(256室)では、先月下旬には利用率が60%を超えており、変異株の広がりや続発するクラスター(感染者集団)など感染の拡大を見据え、利便性の高さなどから選定した。
東横インは、地上14階の全216室のうち148室を感染者用に割り当てる予定。利用があれば健康観察や緊急時に対応する看護師、生活支援を担う県職員、ホテル職員が24時間態勢で常駐し、医師はオンコール(施設外待機)で対応する。契約期間は7月末までとし、使用料は月額約4000万円。
県内では現在、感染者は全員入院することになっており、高齢者や基礎疾患のある人を除く軽症、無症状者は同意を得た上で宿泊療養してもらう。
新型コロナ 宿泊療養施設 東横イン岡山駅西口右運用開始
- 2021年5月4日
- 医療・福祉