県と津山中央病院(川崎)は22日、美咲町在住者で同病院に入院している60〜80代の男性3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。すでに陽性が確認された津山市の4人を含めて同病院内で7人が感染したため、県内5例目のクラスター(感染者集団)と判断。医療機関でクラスターが発生するのは県内初。県内での陽性確認は187人(再陽性を除く)となった。
60代の男性と80代の男性2人で、同町在住者の感染確認は初。20日から21日に感染が公表された津山市の20代医療従事者男性らの接触者としてPCR検査を受け、陽性と判明した。いずれも持病があるものの症状は重くないという。
同病院は県北で唯一の感染症指定医療機関。県保健福祉部では「院内クラスターが発生したことは非常に残念。ほかの医療機関を含め、感染拡大防止対策の徹底を求めていく」。同病院はホームページで「職員と患者を合わせて130人の陰性が確認できた。対象エリアの消毒を実施し、保健所と連携を図りながらさらに調査、対策を進めている。引き続き感染拡大の防止に全力で努めていく」としている。
新型コロナで津山中央病院クラスターに
- 2020年10月23日
- 医療・福祉