伊原木隆太県知事は15日の記者会見で、県内の新型コロナウイルス感染状況について、政府の対策分科会の基準で「ステージ3(感染急増)」に該当するとして、県民に一層の防止対策の徹底を呼び掛けた。4段階で2番目に高い切迫度で、感染拡大が加速する状況を踏まえてこれまでの「ステージ2(漸増)」から引き上げた。
直近一週間(7~13日)の集計で、指標7項目のうち病床使用率など5項目がステージ3に該当。中でも重症者用病床の使用率(ステージ3基準25%以上)は49・5%となり、前週の24・3%から急増している。人口10万人当たりの全療養者(入院者、自宅・宿泊療養者)数は25・34人で、前週の17・3人から大幅増となり、ステージ4(爆発的感染拡大)の指標も上回っている。
伊原木知事は「救急医療や一般医療への影響が出ざるを得ない段階で、営業時間短縮や休業の要請も考えないといけない状況に至っている。すべての県民の力で感染を減らさないかぎり医療崩壊は防ぐことができず、基本的な防止対策の徹底、長時間・大人数での飲食自粛などをお願いする」と述べた。
新型コロナウイルス感染状況、県内の新型コロ「ステージ3(感染急増)」に該当するとして、県民に一層の防止対策の徹底を呼び掛けた
- 2021年1月16日
- 医療・福祉