岡山県は、新型コロナウイルスに感染した人のうち、軽症者や無症状者の療養先として岡山市北区の「アパホテル岡山駅前」を借り上げ、28日から運用を開始する。
これまで確保していた倉敷市の「鷲羽山下電ホテル」との契約が今月末に終了するのに伴う対応で、地上7階の全館315室のうち207室を感染者用とする。利用があった場合、健康観察や緊急時に対応する看護師、生活支援を担う県職員、ホテル職員が24時間態勢で常駐。医師はオンコール(院外待機)で対応する。
岡山市中心部で利便性が高く、近隣に住宅地が少ないことから選定し、使用料は月額5200万円。契約期間は10月末までとし、感染状況に応じて期間延長も検討する。
県内では現在、感染者は全員入院することになっており、高齢者や基礎疾患のある人を除く軽症、無症状者は同意を得た上で宿泊療養してもらうことになる。
新型コロナウイルス感染者の療養先「アパホテル岡山駅前」を借り上げ/岡山県