高齢者施設の入所者から先行実施される新型コロナウイルスワクチン接種について、国から岡山県内に供給される各市町村への配分が決まり、美作地方では来週に美作市、再来週に津山市、真庭市の基本型接種施設(医療機関)に届く見通しとなった。
県ワクチン対策室によると、4月中に届くのは計49箱(約2万4000人分)。8日に届いた2箱は岡山、倉敷市、12日の週は岡山市4箱、倉敷市3箱、美作市など3市に各1箱、19日の週に倉敷に2箱、津山、真庭市など8市に各1箱を各基本型施設に割当て、26日の週には全27市町村に1箱ずつ届ける。
当面の供給量不足から集団感染のリスクの高さを考慮した対応で、県と市町村によるワクチン接種体制確保協議会が配分を決め、医療機関に併設か系列の施設入所者を対象に、すでに接種を受けている勤務医らが施設に出向いて実施する。4月分ではすべての入所者に行き渡らないため、5月以降も継続する。
県内の高齢者は約56万人。施設入所者以外の高齢者への接種は5月17日から県内一斉に開始する予定。
新型コロナワクチン先行接種分
- 2021年4月10日
- 医療・福祉