県内で25日、新型コロナウイルスの新規感染者302人が確認された。18日の307人に次いで過去2番目に多く、津山市の高齢者施設など3カ所で県内150〜152例目のクラスター(感染者集団)が発生。県内の感染確認の累計は20日の1万1000人到達からわずか5日間で1万2000人を超え、1万2240人となった。
県内の感染確認は、デルタ株による流行「第5波」の感染拡大に伴い今月9日に9000人を超え、7日後の16日には1万人に到達。さらに4日後の20日には1万1000人を超え、予断を許さない状況が続いている。
新規の内訳は、津山市7人、美作市3人、真庭市2人、美咲町1人、岡山市123人、倉敷市112人、井原、瀬戸内市各9人、総社、玉野市各6人、新見市、早島、矢掛町各3人、浅口市、和気町各2人、備前市1人。
津山市の患者は、10代女子、10代男子、10代会社員男性、30代無職男性、40代介護従事者女性、70代男性、80代女性。
このうちクラスター関連は40代介護従事者女性と80代女性で、24日に感染が公表された50代介護従事者女性、80代男性、90代以上男性を合わせ、これまでに同じ高齢者施設の職員2人と利用者3人の感染が判明している。90代以上男性が中等症、あとは軽症という。
10代女子は、23日に感染が公表された10代女子の同居家族。10代男子は24日に感染が公表された10代男子(同市)の友人。10代会社員男性は23日に感染が公表された10代男性の知人。30代男性は16日に感染が公表された20代女性の同居家族。70代男性は感染経路不明で、発熱の症状があったため医療機関で検査を受けた。いずれも軽症という。
美作市の患者は、40代会社員男性、50代会社員女性、60代公務員男性。いずれも感染経路不明で、発熱などの症状があったため検査を受けた。いずれも軽症という。
真庭市の患者は60代無職男性、70代女性。60代男性は20日に感染が公表された20代男性の同居家族。70代女性は24日に感染が公表された60代医療従事者女性が勤務する医療機関の入院患者。いずれも軽症という。
美咲町の患者は、40代自営業女性。感染経路不明で、発熱やけん怠感などの症状から検査を受けた。軽症という。
クラスターは津山市の高齢者施設のほか、岡山市の保育施設、井原市の会社で発生している。
新型コロナ感染状況
- 2021年8月26日
- 医療・福祉