岡山県は4日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、直近1週間(1月27日〜2月2日)の県内感染状況を公表した。切迫度は「レベル2」に据え置いたが、新規陽性者数は過去最多の6218人で前週(4157人)の1・5倍、病床使用率は43%とレベル3の目安(50%以上)に迫っている。
まん延防止等重点措置の適用(1月27日〜2月20日)から1週間が経過したが、オミクロン株の猛威は収まる気配がなく、病床使用率は前週から10・5●増の43・0%、重症者用病床の使用率も●7・3●増の8・8%に上昇。療養者数は6735人(前週4521人)、人口10万人当たりの全療養者数は117・2●増の356・7人。入院者は191人(同155人)で、重症化率の高い70代以上が66・5%を占めている。1週間で発生したクラスター(感染者集団)は33件(前週31件)。
伊原木隆太知事は「オミクロン株の特性を踏まえ、保健所業務は重症化リスクの高い患者に重点を置いた対応とする。県民の命を守ることが最優先で、まん延防止等重点措置期間内に感染拡大を収束させるため、基本的な対策の徹底をお願いしたい」と述べた。
新型コロナ直近1週間
- 2022年2月5日
- 医療・福祉