岡山県などは4日、真庭市2人、津山、美作、岡山市、久米南町各1人の計6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。美作高校(山北)が同日、このうち3人を含む6人の生徒が感染したことを公表。県内9例目のクラスター(感染者集団)と判断された。学校でのクラスター発生は県内初。県内での陽性確認は308人(再陽性を除く)となった。
同校によると1日、津山市の男子生徒1人が感染した親族の接触者としてPCR検査を受けた結果、陽性と判明。その後、教員やクラスメートら計45人にPCR検査を行った結果、3日午前中に同市と鏡野町の男子生徒2人、同日深夜に真庭、美作市と久米南町の女子生徒3人の陽性が判明した。6人は全日制に在籍し、いずれも無症状という。校内の消毒作業を行い、5日に追加の検査を実施。今後、県は必要があれば専門家チームを派遣する。6日まで休校とし、9日に授業を再開予定だが、追加検査の結果によっては変更する。
同校では「感染した生徒が誹謗(ぼう)中傷にさらされることなく、学校生活に戻れるよう教職員一丸となってサポートする。地域の皆さんに安心していただくためにも、保健所の指導を受けながら感染拡大防止に努力していく」としている。
同校生徒以外に4日公表されたのは、津山市の50代男性、真庭市の80代男性、岡山市の20代男性。
津山市の男性は、3日に感染が公表された同市の50代女性の同居家族で、濃厚接触者として検査を受けて陽性と判明。真庭市の男性は、持病で医療機関に入院する際の検査で判明した。
新型コロナ陽性者
- 2020年11月5日
- 医療・福祉