岡山県は29日、新型コロナウイルスに関する直近一週間(21日〜29日)の県内の感染状況を公表した。政府の新型コロナ感染症分科会の指標7項目のうち、2項目が「ステージ3(感染急増)」に該当。前週より1項目減っているが病床占有率が依然として高く、総体的な切迫度についてもステージ3に据え置くとしている。
2項目の内容は、病床占有率が29・7%、重症者病床の占有率(ステージ3基準25%以上)が27・0%。
直近1週間の感染確認数は131人で前週(225人)を大きく下回り、人口10万人当たりの新規感染確認数は6・93人(ステージ3基準15人以上、前週11・9人)、人口10万人当たりの全療養者(入院者、自宅・宿泊療養者)数も13・33人と前週(20・48人)より減少。
県新型コロナウイルス感染症対策本部では「感染拡大がやや落ち着いている一方、医療機関への負担が大きい重症者病床の占有率は高い状態のまま。若者を含めて後遺症に悩まされている人も多く、一人ひとり今一度が予防対策を徹底してほしい」としている。
新型コロナ1週間
- 2021年1月30日
- 医療・福祉