岡山県真庭郡新庄村産の生ホップを使用したクラフトビールが誕生した。爽やかな香りの高さが特徴で、人気を集めている。道の駅「がいせん桜新庄宿」で200本限定販売している「リーフィ・ホップ・セゾン」は、すでに170本ほど売れた。
「むらづくり新庄村」の山田遼平さん(34)がホップの生産を手がけ、石見麦酒(島根県)に醸造を委託した。すっきりとした味わいのベルギー発祥のセゾン・ビールで、柑橘類に似た特有の香りを強調するため、アロマホップ3種類と、ユズなどを入れている。1本600円。10月の再販を目途に、今月にも生産に取りかかる。
山田さんは「生ホップはこの時期ならではのみずみずしい味と香りがする。じっくり堪能してほしい」と語っている。
また8日から、真庭市産をブレンドした「Terroir MANIWA―ホップマニアウィートエール」の販売が美作ビアワークス(真庭市江川)などで開始する。柑橘系とスパイスの香りを効かせ、小麦を使ったアメリカンウィートエール特有のまろやかで優しい口当たりになっている。1本550円(税込)、250本限定。
美作ビアワークスの三浦弘嗣代表は「素朴な味で、お酒が初めての人でも飲みやすい。香りを楽しみながら味わってほしい」とPRしている。
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爽やかな香りが特徴のリーフィ・ホップ・セゾン
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まろやかで優しい口当たりのホップマニアウィートエール
新庄村クラフトビール誕生