岡山県内有数の新高梨の産地・久米地域で24日、今年の出荷が始まった。少雨のため実はやや小ぶりだが、その分、甘みは上々という。
大きいものでは1キロを超える大玉品種で、みずみずしさと強い甘みが特徴。初日はJA晴れの国岡山久米選果場(中北下)に約2000個が集まり、スタッフが1個ずつ手に取って色や形などを確認し、丁寧に箱詰めした。
暑さに伴う熟れすぎを防ぐため、出荷は昨年より5日早い。8月の台風による落果はなく、18.5トン(昨年18.3トン)の収量を見込む。
久米新高梨部会では「天候に恵まれ、糖度は例年並みに十分あり、果肉もジューシー。多くの人に地元の特産品を味わってほしい」とPRしている。
同地域では20人が2.2ヘクタールで栽培。10月20日まで、岡山や広島、津山市の市場などに出荷するほか、地元の道の駅「久米の里」に並ぶ。
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