県内有数の新高梨の産地・久米地域で1日、今年の出荷作業が始まった。全体的に身太りも良く糖度も高いという。3日から近隣の直売所や県内、広島県などの市場に並ぶ。
同地域では22戸が約3㌶で栽培。この日は、中北下のJA晴れの国岡山久米選果場に10戸が手がけた約3000玉が運び込まれた。マスク姿の女性たちが一つずつ手に取って色や形を確認し、糖度を機械で測定して丁寧に箱詰めした。
新高梨は1個800〜900㌘、大きいもので1㌔を超える大玉品種で、みずみずしく芳醇な甘みが特長。今年は7月が日照不足だったものの、8月中旬以降に適度に雨が降り、朝晩も冷え込んで順調に育った。
今月下旬ごろまでに30㌧の出荷を見込むといい、久米新高梨部会の安藤隆章部会長(58)は「いつも天候との戦いだが、今年は持ち直してくれた。甘みがのっておいしいのでぜひ食べてほしい」と話している。
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久米地域で始まった新高梨の出荷作業
新高梨出荷作業始まる