◎…7日の「七草の節句」を前に、農家などでは春の七草の出荷が最盛期。鮮やかな緑色に、かすかな〝春の香り〟が新鮮だ。
◎…神戸の日原洋子さん(69)は七草のセットを約30年作り続けている。田畑で栽培したスズナやスズシロ、セリ、周辺で摘んだホトケノザ、ハコベ、ゴギョウ、ナズナを作業台に並べ、家族でパック詰め。スズナやスズシロなどは順調に育ったといい、「津山産」として青果市場や地産地消センター・サンヒルズに出している。
◎…「新型コロナウイルスの感染拡大の中ですが、七草粥(がゆ)を食べて1年を健康に過ごしてほしい」と日原さん。出荷を終えると、ようやく農家にとっての正月休みに入るという。
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春の七草をパック詰めする日原さん