「思いやりゆとりは無事故へつづく道」がスローガンの2021年「春の交通安全県民運動」(6〜15日)を前に、津山・鏡野地域推進大会が5日、大田のリージョンセンターで開かれ、参加者が安全な交通社会の実現に向け、機運を高めた。
子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保▽歩行者の保護、安全運転意識の向上▽自転車の安全利用の推進▽安全に停止できる速度で走行し、右左折、車線変更時には合図を徹底する―などを重点目標に挙げて取り組む。
式典には津山市、鏡野町、市町交通安全対策協議会や県本部、津山署員ら約70人が参加。岡秀明津山署長は「各家庭や学校、職場などで日ごろから交通安全を意識することが大切。この運動を契機に意識を高めてほしい」とあいさつした。
その後出発式では、田村正敏津山交通安全協会長が「安全で安心の交通社会実現に向け、尽力をつくそう」と激励し、パトカーや白バイ、交通安全指導車計15台が街頭啓発活動を展開した。
運動期間中は自治体や住民団体、警察などが連携し、子どもの見守り活動や交通指導などを行う。
津山署管内(津山市、鏡野町)では、昨年の事故の総件数が2425件(前年同期2984件)と下回っているが、死者は7人(同1人)と増えた。事故は65歳以上の高齢者の割合は高い。
春の交通安全県民運動スタート
- 2021年4月6日
- 行政・公共