書家の山下虔華さん(63)=岡山県津山市小原=の個展「kenkaの世界」が11日、川崎のポート・アート&デザイン津山(岡山県津山市)で始まり、来場者は遊び心あふれる多彩な書を楽しんでいる。26日まで。
仮名書を中心に、遊書や篆(てん)刻、臨書など大小約100点を出展。
新興俳句の旗手・西東三鬼や松尾芭蕉の句、能の演目、民謡の歌詞などを奔放な筆遣いで巧みに表現している。観音をモチーフにした篆刻や魚拓をあしらった屏風など、訪れた人は個性豊かな作品にじっくりと見入っている。
山下さんのファンという小田中の女性(83)は「独自のセンスで和洋を上手く融合している。どれも創造力が膨らむものばかり」と話した。
書歴40年の節目に先駆けて企画。18日はトークショー、25日は書道ライブパフォーマンスも開催する。
書家の山下虔華さんの個展「kenkaの世界」
- 2023年2月13日
- 芸術