岡山県津山市の津山鶴山ホテルで4日、津山喜多会(井上光子会長)の新春謡曲大会が開かれ、会員24人が日頃の精進の成果を披露し合い、1年の決意を新たにした。
コロナ禍で自粛していた会員全員による素謡「月宮殿」で幕開け。「巴」「采女」「松風」「花月」といった連吟を修練ののどで朗々と謡い上げた。仕舞は「岩船」「源氏供養」など優雅な舞姿に会場から大きな拍手が送られた。
また教士、教授による連吟「邯鄲」「野宮」の披露もあった。