木版画年賀状講座が30、1の両日、岡山県津山市大谷の中央公民館で開かれ、熟年者らが来年の干支(えと)の巳(み)を題材に版画作りを楽しんだ。
津山木版画会(曽田徳司代表)が恒例で主催し、2日間で受講者15人、会員9人が参加。各自好みの下絵を選んで版木にのりで貼り、会員のアドバイスを受けながら絵の縁や線、「賀正」の文字などを残すように彫刻刀で慎重に彫っていった。
それぞれ出来た版に水彩絵の具を色分けして塗り、はがきをのせてばれんでこすると、手作り感あふれる賀状の絵が刷り上がった。
横山のパート・山田敦子さん(67)は「今回で5回目の参加。目標は十二支すべてを作ること。こだわりの賀状制作を続けていきたい」と笑顔で話した。