木造住宅の耐震化を促進するパネル展が、山北の市役所1階市民ホールで開かれている。地震に備えた準備を進めるように呼びかけた掲示物に来庁者たちは関心を寄せている。
魅力的な景観づくりに貢献している建築物などを表彰する「津山市景観賞」の投票が始まったのに合わせ、各家庭で家屋の状態を見直してもらおうと津山市が実施。
県南部が大きな被害を受けた1946年の「昭和南地震」の事例を挙げ、専門家による住宅の診断や耐震補強、改修の大切さを記したパネルやパンフレットなどが並ぶ。また古い建物の耐震診断、改修工事にかかる費用を補助する制度のチラシも置いている。
山本典子さん(65)=中原=は「鳥取県西部地震(2000年)が発生した時、真庭市にいてかなり揺れたことを思い出した。あの時は本当にびっくりした。今度は南海トラフ地震が懸念されている。早めに対策しておきたい」と話した。
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耐震化を呼びかけるパネルが展示されたコーナー
木造住宅耐震化促進パネル展