本年度「勝英地域未来の農業者のつどい」(勝英地域農林漁業担い手育成対策協議会主催)が28日、岡山県勝田郡勝央町植月中の晴れの国岡山農協勝央支店で開かれ、農業関係者が地域農業の振興へ決意を新たにした。
若手農家や担い手の指導者ら約50人が出席。昨年新規就農した宮脇舞子さん(34)=美作市江ノ原=、山岡義和さん(37)=同市楢原上=、市原知徳さん(46)=同町勝間田=の激励会と、若手農業者らによる事例発表を行った。
激励会では花束と記念品を贈呈。祖父母のブドウ園を引き継いだ宮脇さんは「新しい品種にも挑戦し、ブドウを選ぶ楽しさや喜びを提供したい」、兵庫県から移住し露地野菜を手掛ける山岡さんは「徐々に規模を拡大し地域に貢献できる担い手になる」、会社員を退職しブドウ栽培などに挑む市原さんは「1ヘクタールを目標に面積拡大を図りたい」とそれぞれ抱負を述べた。
続いて、美作市新農業経営者クラブ連絡協議会の藥師健太郎さんが農業PRの取り組み成果を発表。勝間田高校食品コースの3年生2人は勝英産アスパラガスを使った商品開発結果を共有した。