岡山県津山市宮尾の道の駅・久米の里で27日、恒例の「仙人まつり」が開かれ、市内外から訪れた人たちが、地元町内会や各種団体による屋台グルメやステージイベントを満喫した。
久米地域のマスコットキャラクターにもなっている今昔物語の久米仙人にちなんだ祭りは、施設を運営する第三セクター・アグリ久米(田村正敏社長)が、利用客に感謝の気持ちを表して主催する一大イベント。2000年から開催し今回で25回目の節目を迎えた。
久米の里のシンボルとなっているモビルスーツ(高さ7メートル)は、1日120組限定の搭乗で、開始前から親子連れが列をなすほどの人気ぶり。受け付けを済ませた子どもから大人が、操縦席に座って記念撮影を楽しんでいた。
プラモデル作りが趣味という西寺町から訪れた前田蒼一朗さん(29)は「内部のレバーまで作り込まれていて感動した。実際に動くことも教わり、男のロマンですね」と目を輝かせていた。
おこわや手打ちそば、ジビエカレー、アマゴの塩焼きと言った地元グルメが並んだほか、久米青空市生産組合が企画した創作かかしの展示、津山東高校による書道パフォーマンス、餅・お菓子投げやビンゴ大会なども大盛況。
この日は、来場者が700万人を突破した。
