松島幸一議員 県議会で質疑

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6月定例県議会の一般質問で、松島幸一議員(自民、久米郡)=写真=は、人口減少社会への対応や、教職員らによる児童生徒への性暴力防止対策などについて当局をただした。主な質疑は次の通り。
 松島県議 2020年の国勢調査の速報値で県人口は188万9000人と前回より約3万2000人、1・7%減少したが、人口増・維持に向けて取り組んできた施策の評価は。住民自ら地域課題解決を図る小規模多機能自治組織などを増やすための支援は。教員によるわいせつ行為などが疑われる行為があった場合、校内だけで対処せず、校長が教育委員会に確実に報告するよう国から通知が出ているが、各学校への指導は。
 伊原木知事 県の対策で移住促進や成婚数の増加など一定の成果は表れているが、速報値では「県人口ビジョン改訂版」で想定した範囲内とはいえ、改めて人口減少の厳しい実態が明らかとなり、対策を強化していく必要がある。デジタル化の進展や地方分散の流れなど、感染症を契機とした社会の変化も踏まえながら多様な主体と連携し、結婚から子育てまで若い世代の希望をかなえる環境整備や若者の還流・定着、企業の地方移転など総合的な対策に継続的に取り組み、人口減少問題に的確に対応したい。
 那須県民生活部長
小規模多機能自治組織などは地域活力の維持にもつながる。地域リーダー育成研修や先進事例の情報提供に加え、今年度新たに組織の設立や運営に資するためのコンサルティング支援を開始した。引き続き、地域の力が発揮されるようさまざまな事業を展開したい。
 鍵本教育長 県教委では県内全ての教職員に対し定期的に不祥事防止研修を行っているが、教育委員会への報告についてもわいせつ行為に限らず不祥事につながるような事案が発生した場合は、些細なことでも確実に報告するよう学校を指導している。今回の国からの通知を受け、市町村教委や県立学校に一層の周知徹底を図るとともに、引き続き不祥事防止に全力で取り組む。


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