岡山県が来秋に開催する「森の芸術祭 晴れの国・岡山」に参加するインド在住アーティストのアシム・ワキフさんと、ダンサー・俳優の森山未來さんが29日、展示会場となる津山市、奈義町をそれぞれ視察した。
ワキフさんは竹を使ったインスタレーション(空間芸術)を出展予定で、津山市のグリーンヒルズ津山を訪問。制作協力者の吉近翔大さん=瀬戸内市=や同芸術祭の大倉佑亮チーフコーディネーターらと、竹の保存や加工方法を話しながら散策した。
ワキフさんは「自然豊かな場所で、地元の人から新たな視点を学ぶことができてうれしい。日本の伝統とテクノロジーの融合を感じてもらえるような制作をしたい」と語った。
森山さんは奈義町の横仙歌舞伎(県重要無形民俗文化財)を視察した。
同芸術祭は県北のにぎわい創出と周遊型の誘客増を図るために、地域資源を生かしたアート作品などを各会場に展示する。