「森の芸術祭 晴れの国・岡山」(28日開幕)に参加する台湾出身のアーティストのジェンチョン・リョウ(Chien-Chung LIAO)さんの作品「山に響くこだま」が4日完成し、岡山県鏡野町井坂の奥津振興センター芝生広場でお披露目された。
作品は、鏡野町を象徴する鳥である「ヤマセミ」をモチーフに作られ、高さ約6.5メートルに及ぶステンレス製。全体は水平に隙間があり、背景の景色が透けて見える構造になっている。
作品内部に白い花を咲かせるコブシの木が植樹され、半透明の鳥の内部で成長し、時を経て変化する様子が楽しめる。
リョウさんは、「この作品は、芸術祭が終わった後も残り続けます。多くの人々に、長い期間楽しんでいただきたいです。今回は、8月1日から鏡野町に滞在し、制作に1か月を費やしました。無事に完成し、とても嬉しく思います」と喜びを語った。
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