岡山県津山市上横野の横野滝で29日、滝開きが行われ、新緑の山の中で行楽客が清涼感あふれる滝を眺めたり、名物の「そうめん流し」などを満喫したりして、祝日を過ごした。
二の滝前の竜神宮広場で、横野滝奉賛会の主催で行われた神事には、上横野上町内会、観光関係者ら約20人が参加してシーズン中の安全を祈願。西村好彦会長(68)が「今年も新緑のなか無事に開催できた。横野滝は地元だけではなく津山の財産。多くの方に楽しんでいただきたい」とあいさつ。その後家族連れらが次々と訪れ、滝つぼに落ちる豪快な水の流れに目を向けていた。
また、食堂の「もみじ亭」がこの日から今年の営業を始め、早速名物のそうめん流しを楽しむ家族連れらの姿が見られた。9月末までの期間中、ゴールデンウイーク(29~6日)と7、8月は原則無休で、そのほかは土、日、祝日の正午から午後3時まで開いている。
津山の奥座敷として知られる横野滝は、標高550メートルに位置し、計三つの滝からなる。秋までに約5万人が涼を求めて訪れる人気観光スポット。
