城東重伝建地区、中之町のホテル・美都津山庵に、世界的に活躍する彫刻家・画家の武藤順九さん(70)=昭和町=の墨絵をあしらったのれんがお目見えし、観光客や市民らの注目を集めている。
のれんは塩ビ製で、大(縦2・4㍍、横1・8㍍)、小(縦同、横80㌢)2枚。同ホテルの依頼を受けた武藤さんがデザイン・監修し、大胆かつ繊細な筆遣いによる濃淡と彩色が独特の世界観を醸す墨絵「記憶の壁」の連作を、ホテル名などとともに印刷している。
福原博美支配人は「ダイナミックさと日本的な美しさが感じられる作風はさすが。お客様の評判も上々で、和モダンをコンセプトにしたホテルのイメージにぴったりです」と話している。
「重伝建の活性化に一役買えればと思い、プロデュースさせてもらった」と武藤さん。
p
武藤順九さんの墨絵をあしらった美都津山庵ののれん
武藤順九さんの墨絵をあしらった美都津山庵ののれん
- 2020年12月10日
- 芸術