「アフリカ支援米事業」に取り組む高野小学校=岡山県津山市=の児童が15日、同校近くの水田で昔ながらの手植えに挑戦した。秋には収穫し、マリ共和国の人たちに贈る。
「食とみどり・水を守る」岡山県労農会議の呼びかけに応じ、PTAと共同で取り組む地域体験チャレンジ事業の一環で28年目。
同所の農家から借り受けている体験学習田(約15アール)で2、5年生139人と、保護者や地域ボランティア、同会議会員ら約20人が参加。素足になって田んぼに入ると「冷たい」などと歓声が上がった。ぎこちなかった手つきも次第にさまになり、「マリに愛を込めて!」と声を合わせながら植え付けていった。
5年生の神光希愛さんは「こけそうになったけれど、諦めずにやった。おいしいお米を届けたい」と話していた。
今後は10月上旬に刈り取って収穫祭を行い、同会議を通してマリ共和国へ送る計画。