岡山県津山市の出資する地域商社「曲辰(かねたつ)」(岡山県津山市山北)は、氷温貯蔵で鮮度を保った地元産シャインマスカット「冬姫」と、津山名物「牛そずり鍋」をオリジナル商品として開発し、本格販売に乗り出した。
冬姫は、糖度の高い果実が凍り始める0度〜マイナス2度までの温度域で貯蔵することで鮮度や風味を数カ月保持でき、そのまま味わえる。公益社団法人・氷温協会(鳥取県米子市)の認定を受け、2022年9月から試験販売していた。今季は津山市と久米南町産で1房(600〜700㌘)3800〜4800円(送料別)。来季から通年の取り扱いを目指す。
そずり鍋は、県産牛の骨周りのそずり肉300㌘をはじめ地場のゴボウ、白ネギ、豆腐、小麦「ふくほのか」の地粉麺などと特注スープの4〜5人前セット。値段は4800円(送料込み)。
いずれも同社オンラインショップで展開。さらに冬姫は2022年12月23〜25日の午前8時半〜午後0時半、津山市山下のザ・シロヤマテラス津山別邸、津山市東新町の津山鶴山ホテルでPR販売もある。
森廣秀章専務は「冬姫はすでに大きな反響があり、確保した800房のうち約600房が売れている。そずり鍋は具材を地元産にこだわった本格派。家族でたっぷり味わってもらえる」とアピール。
問い合わせは、曲辰(℡0868-35-2711)。
氷温ブドウと牛そずり鍋 地域商社「曲辰」開発 独自商品本格販売