江戸末期のチョコレシピ再現 「榕菴ショコラ」新発売/岡山・津山市

食関連 津山市の新しい土産として販売を開始した「榕菴ショコラ」
津山市の新しい土産として販売を開始した「榕菴ショコラ」
         

 津山市の新しい土産として、「珈琲」の当て字を考案した津山藩医・宇田川榕菴(1798~1846)にちなむ「榕菴ショコラ」が商品化された。漢方なども配合された少し苦めの”大人味”で、山下の津山観光センターなどで販売している。


 官民連携による津山版DMOお土産品開発事業で考案。昨年から市職員、市観光協会職員で構成する開発チームで取り組みを進めてきた。宇田川榕菴が翻訳に携わった文献『厚生新編』に収録されている江戸末期のチョコレートレシピをできる限り忠実に再現。江戸時代には現在のチョコレートとは異なって嗜好品というよりも薬膳に近いものとして紹介されていたという。

 レシピの再現、商品化にあたっては津山菓子組合に協力を仰ぎ、パティスリーWAKANA(鏡野町吉原)に事業提携。約1年にわたる試作や試食アンケートなどを経て完成した。先月13日から先行発売し、26日から正式発売となった。

 関係者は「津山の歴史から生まれた新しい味覚のチョコレートを楽しんでほしい」とPRしている。
 8枚入り、税込み650円。津山観光センター、城東観光案内所「和蘭堂」、パティスリーWAKANAで販売している。



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