津山《風と光と心の劇場》実行委員会恒例のミュージカル「ヘンゼルとグレーテル」が17日、新野東の勝北文化センターで約2年半ぶりに開かれ、華やかで楽しいステージが観客約250人を魅了した。
市内の10〜60代14人と山岡典子舞踊研究所の研究生たちが出演し、森でさまよう兄のヘンゼルと妹のグレーテルが悪い魔女に立ち向かう同名のグリム童話を題材にした物語を披露。
互いに励まし合って困難を乗り越える兄と妹、行方がわからなくなった子どもを心配する両親の心情など出演者たちは歌と踊りで見事に表現。美しい歌声の精霊たち、怪しい雰囲気を醸し出した悪い魔女と手下、元気いっぱいの子どもらが登場して舞台を盛り上げた。親子が再会し、大団円を迎えると静かに見ていた来場者は温かい拍手を送った。
親子で観賞していた小川紗奈さん(7)=北小2年=は「歌も上手でおもしろかった。みんなの前で踊ったりすることに興味を持った」。母親のくみこさん(38)は「堂々と演じている姿がすてきだった。次の公演も楽しみにしている」と話した。
同実行委は1999年に発足。音響や舞台美術、事務などもすべてメンバーで行っている。
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元気いっぱいに歌と踊りを披露する出演者
津山《風と光と心の劇場》実行委員会恒例ミュージカル
- 2022年4月19日
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