「珈琲」考案の蘭学者にちなみ まちじゅう博物館構想で「フェア」 デジタル絵本やピクトグラムも/岡山・津山市

行政・公共 津山市役所
         

 岡山県津山市はこのほど、津山まちじゅう博物館構想にかかる「珈琲フェア(仮)」などの3事業を発表した。

 「施策づくり」事業として津山藩医で蘭学者の宇田川榕菴が考案した「珈琲」の字にちなんだイベントを11月18、19日、津山国際ホテル跡で開く。市内外から珈琲・フード事業者が出展。「珈琲にあう菓子づくり」を進めるための基礎データ収集のため、津山地域の菓子業者5社によるアンケート調査を実施する。

 「人づくり」事業は津山出身の洋学者で、東京大学の前身といわれる蕃書調所で主席教授を務めた箕作阮甫を顕彰する「デジタル絵本 箕作阮甫〜日本最初の大学教授(仮称)」を制作する。来年内の完成を目指す。

 「にぎわい創出・啓発PR」事業として、オリジナルピクトグラムを活用した情報デザイン事業「まちの体験路線図(仮称)」の作成を進める。点在する津山の魅力を種類やジャンルごとにピクトグラムで分かりやすく示し、ウェブ上で容易に検索できたり、現地の画像やルートを確認できたりするとともに、SNSと連動させることで広く情報発信する考え。


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