「津山ものづくり展示販売展」(天満屋津山店主催)が岡山県津山市新魚町のアルネ津山1階中央コンコースで開かれ、勢ぞろいした市内の伝統工芸や民芸品などに来場者が見入っている。12日まで。
特設コーナーに、10工房の職人たちによる約800点を展示。県重要無形文化財保持者の木地師・小椋芳之さん(鉄砲町)による鶴山漆器、作州絣(かすり)のバッグやペンケース、横野和紙(津山はく合紙)のはがきといった県伝統的工芸品が目を引く。さらに来年の干支(えと)のウサギをモチーフにした竹細工や土人形、古布人形なども並び、来場者は作者の話を聞きながら手にとるなどし、気に入った品を買い求めていた。
山北の女性(83)は「普段使っている器などもあり、こうして見ると津山に素晴らしい手仕事がたくさんあるのを再認識した」と話した。
午前10時〜午後7時(最終日同5時)。
津山ものづくり展示販売展