津山中央病院佐用消防署と訓練

医療・福祉 津山中央病院佐用消防署と訓練
         

 津山中央病院(川崎)は16日、日ごろから傷病者を同病院に救急搬送している西はりま消防組合佐用消防署(兵庫県佐用町)などと、医療指示体制の構築に向けた訓練をオンラインで行った。
 同署からの搬送は年間100件ほどあるが、医師が県をまたいで隊員に医療行為を指示できない仕組みになっていた。効率化を図るため、同町にある病院などと協議し4月から見直すことになった。
 訓練は、60代男性が車を運転中に心筋梗塞を発症して事故を起こし、同乗していた60代女性とともに負傷しことを想定。津山中央病院は医師の前山博輝救命救急センター長(39)が参加し、同署の救急救命士が救急車内で撮影した心電図やけがの部位などの画像をタブレット端末で確認した後、電話で輸液を指示していた。
 前山センター長は「県境ではなく、医療圏や生活圏で捉えることが重要になる。連携体制を築いた上で質を高めていきたい」としている。

佐用消防署の救急救命士から送られた心電図の画像を確認する前山センター長


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