津山信用金庫は21日、2021年3月期決算を発表した。3年ぶりに減収減益となり、9年連続の黒字。
有価証券の運用による利息収入や新型コロナ感染症対策資金などによる貸出金利息が増えた一方、物件費と人件費を削減したことで、本業の利益(コア業務純益)2億5300万円(前期比97・28%増)、経常収益19億7500万円(同5・67%減)、経常利益1億9500万円(同23・38%減)、業務純益1億6500万円(同31・86%減)、当期純利益2億500万円(同2・84%減)を計上した。
コロナ対応融資や特別定額給付金などの滞留により、預金積金残高は前期比4・07%増の1470億7800万円、貸出金残高は同8・83%増の707億1400万円。健全経営のバロメーターとなる自己資本比率は10・61%(同0・20㌽増)とふた桁台をキープし、不良債権比率は3・52%(同0・28㌽減)だった。
2022年3月期は経常収益18億6400万円、経常利益1億2800万円、コア業務純益1億7100万円、当期純利益1億2100万円を見込む。
津山信用金庫 決算
- 2021年6月22日
- 経済・産業