津山信用金庫=岡山県津山市=は24日、2024年3月期決算を発表した。2年連続の増収、3年ぶりの減益となり、12年連続の黒字。
有価証券の機動的な売買に努めたことなどから前年を上回る利息収益を確保。厳格な与信・債権管理の一方、業務効率化を図ったことで、コア業務純益(本業の利益)4億2100万円(前期比51.44%増)、経常収益21億7100万円(同3.18%増)、経常利益5億3900万円(同14.68%増)、業務純益4億1800万円(同72.02%増)、当期純利益4億3900万円(同13.07%減)を計上した。
預金積金残高は前期比0.89%増の1508億4100万円、貸出金残高は同3.39%減の659億7800万円。健全経営のバロメーターとなる自己資本比率は10.98%(同0.15ポイント減)とふた桁台をキープし、不良債権比率は2.63%(同0.38ポイント減)だった。
2025年3月期は経常収益21億円、経常利益3億2100万円、コア業務純益2億7400万円、当期純利益2億1500万円を見込む。