アルネ津山(新魚町)の駐車場を管理運営する第三セクター「津山地域振興開発」の定時株主総会が21日、新魚町の地域交流センターで開かれ、第22期(2019年10月〜20年9月)決算を承認した。コロナ禍の影響で利用が低迷し減収減益、2期連続の赤字となった。
駐車場の利用台数は46万2338台(前期比16・9%減)、売上高7252万円(同17・3%減)。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて公共施設は3〜5月閉鎖し、商業フロアも4月中旬〜5月中旬に一部閉店したことが最も響いたという。ベルフォーレ津山などの利用者は激減し、各店舗の売上も減少。一方、販売費・一般管理費は消耗品などの削減に取り組んだものの、事務委託費が増え8964万円(同0・4%増)。
営業損失は1711万円(前期は営業損失155万円)、経常損失1551万円(前期は経常損失97万円)、当期純損失1639万円(前期は当期純損失195万円)となった。
山田社長は「今後の運営では照明設備のLED化をさらに進めるなど経費節減、利便性向上を図る一方、津山街づくり会社や核テナントの天満屋と連携した商業施設の集客対策に取り組み、経営健全化に努めたい」としている。
津山地域振興開発定時株主総会
- 2020年12月22日
- 経済・産業