岡山県津山市は24日、津山地域版「農業ビジネスモデル」の核となる「地域商社」について、法人形態を株式会社とし、10月上旬〜中旬に設立すると発表した。市が6000万円を出資する。
組織体制は、代表候補者に決定している穀粉製造業・半鐘屋=岡山県津山市=の岡田裕治代表取締役と、営業、調理、総務の4人。主な取り扱い商品は、定住自立圏エリア(市と周辺5町)の米、小麦、大豆、ブドウの1次産品4品目と、加工品とする。社名は現在、設立協議会で決定の最終段階にあるという。市は31日開会の9月定例市議会に関連経費7961万円を提案する。
定例会見で谷口圭三市長は「マーケットニーズに基づく戦略的な地域農産物などの販売と併せて、観光や食品製造業など他産業との相乗的な効果が得られる事業と位置付ける。農業ビジネスモデルを実効性のある仕組みとし、農業生産者の所得向上と担い手の確保につなげ、地域の農業を持続可能で強い産業にしていきたい」と述べた。
津山地域版「農業ビジネスモデル」の核となる「地域商社」、株式会社とし設立すると発表/岡山・津山市
- 2020年8月25日
- 行政・公共