コロナ禍で迎える2度目のゴールデンウィーク(GW)が29日、始まった。全国的に感染拡大が続く中、初日は雨も重なり、津山市内の観光施設は静かな連休入りとなった。
市観光協会は2日から3日間予定していた食のイベント「第5回牛うまっ王選手権」を延期。代替として、市域に向けた「GW近場へお出かけサポート企画」を山下の津山城(鶴山公園)で開いている。
29日から1日は三の丸で「こども縁日」を実施中。鶴山館にヨーヨー釣りやスーパーボールすくい、輪投げコーナーなどを設け、訪れた子どもたちが夢中で挑戦していた。懐かしの駄菓子コーナーや、「作州忍者鶴山隊」による忍者体験の手裏剣・手裏輪もある。家族で訪れた市内のパート女性(40代)は「コロナで遠出ができない中、近くで開かれるイベントは子どもたちと休日を過ごすのにとても助かる」と話した。
また、人気きかんしゃキャラクターによる「わくわくトレインツアー」も行っている。初日は雨で運行できなかったものの、家族連れらが写真撮影を楽しんでいた。
この日は計123人が同城を訪れた。同協会は感染対策をしながらイベントを開催しており、来場者への協力も呼びかけている。
3〜5日は「お城で作る!!ものづくり体験教室」を鶴山館で開く。「津山城オリジナルグッズ」をテーマに、家紋トートバッグと櫓(やぐら)型ペン立てを手作りする。時間は午前10時、11時、午後0時半、1時半、2時半からそれぞれ30分。各回6組まで。参加費はトートバッグ1500円、ペン立て500円。津山城(☎224572)に事前予約が必要。
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津山城のこども縁日でスーパーボールすくいなどを楽しむ家族連れ