津山市で14日、東京パラリンピック(24日開幕)の聖火の火種を採る「採火式」が行われた。灯(とも)された「津山の火」は岡山市内で開かれた集火・出立式(16日)の会場に届けられた。
秋雨前線の停滞による大雨のため、13日の開催予定を変更し、式典を中止。山北の市役所の敷地内で市職員4人のみで実施した。
市内の障害者施設、就労移行支援事業所などの利用者らが採火式に合わせて制作した作品の前で点火した。障害福祉課の廣野一章課長がキャンドルを使って火種をランタンに移した。廣野課長は「みなさんの思いが込められた火を大切にして、県に届けます」と話した。
採火式のために仕上げた作品は、折り紙で作ったカッパや桜の花と、「みなさんが楽しかったと思える笑顔あふれる大会になりますように」といった市民から寄せられたメッセージが飾られている。18日から25日まで、市役所1階の市民ホールで展示する予定。
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ランタンに移される聖火の火種
津山市でパラリンピック採火式
- 2021年8月17日
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